算数


      「立方体の切断に関する問題」

      立方体を切った時の切り口の図形を考える問題は,いろいろな難度の問題が出さ

      れます。ふつう切り方と切り口の図形の形を覚えておくと楽に解ける問題です。

      ただし,この問題では2つ目の設問が表面積に関する問題のため,辺の長さを相

      似を利用して正しく求める必要があります。



(問題)

 次の図の立体は1辺が6cmの立方体で,点Aは立方体の頂点,点B,Cはそれ

ぞれ辺のまん中の点です。3点A,B,Cを通る平面でこの立方体を切り,2つ

の立体に分けました。次の[ ]に適当な数を入れなさい。

         

(1) 次の1〜4のうち,切り口の図形は[ ]です。

  1.三角形  2.四角形  3.五角形  4.六角形

(2) 2つの立体の表面積の差は[ ]cm2です。



(解答)

(1) 図1のように立方体の頂点D,E,F,G,H,I,Jを決め,以下の手順

  で切り口を考えます。

         

  図2で,2点B,Cは平面GHIJ上にあるので,直線BCが切り口の1つ

  になります。直線BCと2平面ADHG,AFJGの交点をそれぞれK,L

  とします。

        

  図3で,直線AKと辺DHの交点をM,直線ALと辺FJの交点をNとしま

  す。

        

  図4で,2辺BM,CNを引きます。

         

  図5で,赤く塗られた五角形AMBCNが切り口になります。

         

                                 答 3

(2) 五角形AMBCNは2つの立体に共通なので,他の面(すべてもとの立方体

  の表面)の差で考えます。

  上の図5で,3つの三角形IBC,HBK,JLCは合同な直角二等三角形

  なので,HK=JL=3cmになります。

  2つの三角形AGL,MHBは相似で,AG:MH=GL:HBなので,

   MH=AG×HB÷GL=6×3÷(6+3)=2cm

  同様にして,NJ=2cmです。

  図6の展開図の赤く塗られた部分が頂点Eを含む側,青く塗られた部分が頂

  点Gを含む側です。

         

  2つの三角形ADM,BHMが相似になるので,3点A,M,Bは一直線上

  に並びます。同様に3点A,N,Cも一直線上に並びます。

  青く塗られた部分は,

   (3+6+6+3)×6÷2+(6×6−3×3÷2)

   =54+31.5

   =85.5cm2

  赤く塗られた部分は,

   6×6×6−85.5=216−85.5=130.5cm2

  表面積の差は,

   130.5−85.5=45cm2

                             答 45cm2


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