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武蔵中学校                                              
Interview ! 2005年11月25日(金)訪問
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武蔵中学・高校は東京北西部練馬区に位置し、中学から大学までを抱えるキャンパスには武蔵野の面影を残している。周辺の商業地・住宅地とは異質の恵まれた教育環境である。日本で初めての7年制高校を前身として数多くの優秀な人材を社会に送り出してきた。特に東大進学者の割合が高い名門進学校として知られ、いわゆる「御三家」の1つに数えられてきた。近年は新興の進学校が台頭し、進学実績は伸び悩んでいるが、独特の教育は健在である。

学校長山崎元男先生、教頭梶取弘昌先生にインタビューした。

ほくしん教務統括 中山秋子

 
武蔵  




山崎校長






























梶取教頭
































































































山崎校長













梶取教頭
























































































































 
「放任と言われるのは心外である」
(中山)
武蔵を訪問することができてとても嬉しく思っています。
(山崎先生)
ありがとうございます。
(中山)
「自ら調べ自ら考える力がある人物」を育てるという教育方針はとてもすばらしいものだと考えています。しかし、これを単に「武蔵はとても自由な学校である」と考える生徒や保護者が多くなってきているように思います。何をしても構わないということと同義になってきている気配を感じます。いかがでしょうか。
(山崎先生)
確かに自由な学校だとは思います。校則もありません。これは要項などで示しているとおり、服装・髪型・持ち物などが、どうでもよいという意味ではなく、どうするべきかを各自で判断させることが大切だということが根幹にあるのです。
(中山)
最近、自由と自分勝手を履き違えている生徒も多く見受けられます。そこでやむなく校則の中で規範を示すという考え方もあると思います。
(山崎先生)
致し方のない点もあるかもしれません。でも、規則づくめで縛るようなことは武蔵ではしていません。それは武蔵の目指す教育とは異なるものです。ですから、校則は全くないに近いのです。
(中山)
ないに近い中の校則としてはどのようなものがあるのですか。
(山崎先生)
下駄履きで学校に来てはいけない(笑)。校内で麻雀をしてはいけない(笑)。まあ、このような感じのものです。これだからないに等しいのです。
(中山)
そうですね。
(梶取先生)
いろいろな学校の校則を拝見することもあります。実に細かいところまで決められています。確かに禁止する方が指導の上では簡単だと思いますが・・・。
(中山)
中学の半ばを過ぎると、どの学校でも髪を染めることやピアスに興味を持つ生徒は多くいるようです。武蔵ではいかがでしょうか。
(山崎先生)
一時ほどではないですが本校でもやはりいます。ただ、そのような行動をとる原因を考えますと、一般には「自分に注目してほしい」という気持ちだと思われます。ですからそういう生徒はいますが、見えている状況にのみ目を向けるのではなく、それが何を語っているかを探ることが大切だと思います。
(中山)
同感です。ただ、やめさせる指導を学校に期待する家庭もあると聞きます。
(梶取先生)
以前、毎日髪の色を変えてくる生徒がいました(苦笑)。あるとき「おお、すごい色だな」と言うと、「染めるのも大変なんですよ。髪は傷むし、頭皮はヒリヒリするし」と返ってきました。「それじゃ、やめたらいいんじゃないか」と言っておきましたが、高3になるとしっかり普通の髪に戻っていましたね。いずれ何が大切なのかに気づけばやめると思います。その生徒のことを絶えず気にかけることが大切で、規則だからなどと禁止しても変わらないと思います。
(中山)
生徒の状況を見守ることが大切であるということですね。
(梶取先生)
ええ。「武蔵は放任の学校だ」と言われるのは、教師としてはとても心外ですね。個々の生徒を見守っている学校だと思っています。
(中山)
確かに受験生の保護者には誤解があると思います。実際に通っている生徒の思いとは異なる部分もあるかもしれません。どの生徒も校風をとても気に入っているように感じます。
(山崎先生)
そうでしょうね。教頭も本校の卒業生です。とても愛着を持っているようです。
(中山)
そうでしたか。卒業生として武蔵に対してはどのような思いを持っていらっしゃいますか。
(梶取先生)
いろいろな点でとても恵まれた、素晴らしい学校だと信じています。生徒達もそうだと思います。卒業生は学校のために何か役に立ちたいと思っている者が多いと思います。私がこの学校で音楽を教えるようになったのもそのような気持ちがあったからです。
(中山)
卒業生が武蔵にとても愛着を持っていることが先生のお話やご様子からもよくわかります。ご様子から芸術の先生だろうなとは思っておりましたが、やはりそうでしたか(笑)
(梶取先生)
わかりましたか(微笑)。このようにひげをたくわえている教師は公立校にはいないでしょう。また私立校でもほとんどいないと思います。自由な校風を持つ武蔵だから認められていると思います。
(中山)
本当にそうですね。


「上の学年と一緒に活動することで学ぶことが多い」
(中山)
その自由な校風の基本となっている考えについてお話し下さい。
(山崎先生)
やはり「生徒を一人前として扱い尊重する」ということです。武蔵は生徒を大人として扱っています。
(中山)
大人として扱うということは、生徒にさまざまな判断を委ねるということだとと思いますが、最近の中学生や高校生を見ているととても難しいことだと思われます。いかがでしょうか。
(山崎先生)
ずいぶん変わってきました。残念なことに何ごとも指示をされなくてはできない生徒も増えています。
(梶取先生)
私の音楽の授業でこういうことがありました。音楽室では生徒は靴を履き替えて授業に参加するのですが、近くに靴箱があるにもかかわらず、床にきちんと並べてありました(苦笑)。
(中山)
まあ。
(梶取先生)
「こんなことも教えなければわからないのかなあ」(苦笑)と心配になりましたね。「ここに靴箱があるよ」と伝えましたが・・・。
(中山)
「指示待ち症候群」と呼ばれる状況ですね。
(山崎先生)
彼らが生活してきた小学校では、「○○をしなさい」、「○○をしてはいけない」など、細かいところまで指示をされるのが当たり前のことだったのでしょう。
(中山)
そうしないと指導が成り立たない状況があります。公立校の公開授業などを参観しますと自分で判断することが難しい生徒や、状況を考えず勝手な行動をとる生徒が多くなっているように思えます。先生方が苦労している様子が伺えます。中学校でもあまり変わらないと思います。
(山崎先生)
そういうこともあるかもしれませんね。幸い武蔵に来る生徒は、状況を考え、判断し、行動できるようになっていきます。
(中山)
私どもの塾で武蔵出身の学生にも何名か手伝ってもらったことがありますが、その点で特に優れた学生が多かったように思います。
(山崎先生)
そう言っていただけるととても嬉しいですね(微笑)。
(中山)
先生方から細かく注意をすることがないというお話でしたが、生徒達は学校生活のいろいろな機会で自ら学ぶことが多いのでしょうか。
(山崎先生)
まったく教えないというわけではありません(笑)。必要なことは指導します。しかし、上の学年の生徒と一緒に活動するという経験によって得ることが大きいと思います。
(中山)
そうしたことは、行事の場やクラブ活動で生かされているのでしょうか。
(山崎先生)
そうですね。クラブ活動では中学生・高校生が同じように活動していますから、そこで学ぶことも多いと思います。高3は大学受験の勉強のためにクラブからは退きますが、中1から高2までは積極的に活動しています。
(梶取先生)
合宿などで食事の支度や後片付けは高2の生徒が中心にやります。中1はほとんど眺めているだけです(苦笑)。高2は「自分たちでやった方がさっさと片付いてよい」(笑)と考えてやるのでしょう。
(中山)
その中1も高2になると・・・。
(梶取先生)
そうです。何もできなかった中1も高2になると一人前にやりますね。
(中山)
武蔵出身の卒塾生が訪ねてきたとき、部員の交通手段を手配するのに「全員が好き勝手な方法をとるから予約が大変だ」と言いながら、嬉々として活動していたのを思い出しました。ちょうど、高2のときだったように思います。とても一生懸命にやっているなと感じました。
(山崎先生)
知らず知らずのうちに成長していくことができる環境があると思います。


「打ち込める対象を持つ生徒は必ず伸びる」
(中山)
授業を通じて生徒の変化をお感じになることはありませんか。
(山崎先生)
その点は教頭が話す方がよいでしょう。彼は以前の武蔵中・高の生徒をよく知っているので。
(梶取先生)
最近、特に猛者というか、面白いことをする生徒やいたずらをしかけてくる生徒が少なくなったように思いますね。
(中山)
男子校、とりわけ難関校の中・高生の「いたずら」というのは先生方も楽しみにしているところがあるというお話を伺います。おもしろい生徒ということで何か例を挙げていただけませんか。
(梶取先生)
前に「僕は音楽の授業に出たくありません」といってきた生徒がいます(笑)。その生徒は音楽が嫌いだったのですね。この学校では「ダメだ」とは言うことはほとんどありません。そのときも「いいよ。代わりにレポートを毎回出しなさい」としました。
(中山)
その後どうなったのですか。
(梶取先生)
苦労したようですよ(笑)。授業に出る方がずっと楽ですからね。でも、最後までレポートを出し続けましたね。
(中山)
なかなかの強者ですね。以前はそのような生徒は多数いたのですか。
(梶取先生)
私がこの学校で勉強していたときは、授業を抜け出すことなど当たり前(笑)でした。よく抜け出してマージャンやパチンコなどに出かけたものです。
(中山)
あらあら。今はそのような生徒は考えられないでしょうね。そのような行動を黙認してくれる学校というのもすばらしいと思います。
(山崎先生)
それが、旧制7年制高校の時代から続いている伝統ですから。
(中山)
なるほどそうでしたね。WEBページを拝見すると、他の学校とは異なる形で生徒を評価する制度があるように思います。特に生徒が行った研究についての顕彰がはっきり示されているのは珍しいように思います。
(山崎先生)
「山川賞」や「山本賞」のことでしょう。これは第2代・第3代の校長を記念してそれぞれ科学的分野の研究と文化的分野の研究を顕彰するものです。
(中山)
過去の受賞研究の例を見ると、とても専門的なもので感心させられます。
(山崎先生)
条件に大学の研究レベルを超えるようなものであることが含まれているので、当然そのようになります。選考にはOBや彼らが関係する学外の専門家にお願いしています。
(中山)
中学や高校のころからそのような研究をする機会を設けていらっしゃるのですね。
(山崎先生)
いえいえ、意図的なものではありません。基本的に自分の意志で取り組んだ研究です。もちろん、研究のために援助はします。求めてくれば教員がアドバイスもします。今も大学院レベルの研究をしている生徒もいます(微笑)。
(中山)
武蔵の出身者は、たいへんな凝り性で、研究熱心なので、東大生の中などでもすぐにわかると言われているそうです。
(山崎先生)
東大に行った卒業生が「優れた研究をしている」からと専門教授に紹介してもらったおり、「君は武蔵出身だね」と言われたそうです(微笑)。すぐわかるようですね。
(中山)
そのような下地をつくるために中学・高校時代にどのようなことをされるのでしょうか。
(山崎先生)
本物教育と自調自考という基本があります。中学時代から学問に取り組む姿勢を学ばせることに努めます。疑問を持ち、自分で謎を解く楽しさを体得させることが大切です。その後は各分野を系統的に学ばせていくようにしています。さらにいろいろな方面への関心を喚起し、自主的に研究に取り組むことができるように野外活動を奨励し援助も行います。そのような勉強をすれば大学受験だけでなく、その後の勉強にも役立つはずです。
(中山)
総合的な学習として行われる特別な授業もそのような考えで行われるのでしょうか。
(山崎先生)
そうですね。教員が余技を活かして行っています(微笑)。まあ、本当にいろいろなことをやってきた教員が多いですね。
(中山)
生徒も楽しんで参加していることでしょう。
(山崎先生)
生徒もそうですが、教員も生徒として授業を受けることもあります。私も以前、第2外国語のフランス語の授業に参加したことがあります。が、成績順にテストが返されるのでとても緊張した記憶があります(笑)。
(中山)
生徒と先生が一緒に授業を受けるというのは初めて伺いました。
(山崎先生)
図書館も生徒と教員が一緒に利用しています。武蔵では教員はみな各教科の研究室にいます。そこに教科の資料が分かれて置かれていましたが、新しく建てた図書館に集めました。生徒が利用する上でも都合が良いでしょう。


「記述問題をおそれる必要はない」
(中山)
具体的な授業の内容を教えていただけませんでしょうか。
(山崎先生)
私は国語の授業をもっています。古典の基礎として中学生から変体仮名を学ばせます。きちんとできるようになると、江戸期などかなりの古典を自力で読むことができます。他にも、新しい「いろはうた」を作ろうという課題を与えて取り組ませました。変体仮名の部分は作らなくてもよいということにはしましたが。
(中山)
それはおもしろい課題です。どんな作品ができたのですか。
(山崎先生)
これらが生徒の作品ですが、なかなか上手でしょう(微笑)。生徒が「先生もつくるんでしょう」と言うので、私も作ることになりました(笑)。
(中山)
本当に上手ですね。このような授業はとても楽しいものですね。生徒も楽しんで取り組むことができたでしょう。
(山崎先生)
楽しんでいましたねぇ。
(中山)
男子の進学校での芸術の授業の内容にはとても興味があります。
(梶取先生)
芸術は重視されています。進学校といわれる学校では授業時間が足りなくなると芸術の時間を減らすという話をよく聞きますが、武蔵ではそういう話は全く出てこないです(微笑)。音楽、美術、書道の3科目とも独自の授業を行っています。
(中山)
ご担当の音楽の授業について是非お話しください。
(梶取先生)
歌が上手であるとか、楽器の演奏が上手であるとか、それらはもちろん大切ですが、そのような点だけを指導しているわけではありません。音楽の時間には声を出すことが大切だと考えています。
(中山)
それはなぜでしょうか。
(梶取先生)
最近の生徒は姿勢が悪いこともあって、きちんと息ができません。あの息では集中力や持続力はないでしょう。TVゲームをしている時は、ほとんど息をしていないのです。そのような状態を変えられたらとも思っています。
(中山)
とても心配なことですね。
(梶取先生)
ゲームは麻薬のようなものだと言いますが、本当にそうです。
(中山)
授業内容を少しお聞かせください。
(梶取先生)
外国語の歌詞の訳詞を作らせます。内容の正確さではなく、気持ちをどのように表現するかにポイントがあります。自分で歌わなくてはならないので音数に制限があって苦労するようですが、なかなかおもしろいものがでてきます。
(中山)
先ほどの国語の授業内容にも通じますね。
(山崎先生)
武蔵の授業すべての特徴でしょう。
(中山)
最後に入試についてお伺いします。記述を嫌う生徒が増えています。特に武蔵の問題は受験生や保護者から敬遠されがちです。
(山崎先生)
それはとても残念なことです。記述問題は完全な解答でなくても、いろいろな点で評価されるのでとてもよいと思います。
(中山)
同感です。○×式や選択式は結果がすぐにわかってよいという生徒が多く、粘った末に解答を導き出すような取り組みができにくくなる傾向を危惧しています。しなやかで深い思考力を培いたいので、入試問題で出していただけると大変うれしく思います。でも採点が大変であろうとは思います。
(山崎先生)
国語では記述には模範解答があり、減点法で採点しています。しかし、予想した解答とは違っていても、なかなか見所のある答案もあります。そのような場合には点を与えています。過去問には生徒の模範答案も載せていますから参考にされるとよいでしょう。記述だからといって恐れる必要はありません。
(中山)
国語を担当しているものとしては武蔵を受けたい生徒をどんどん輩出したいと願っています。
最後に武蔵の受験を考えている受験生や保護者にメッセージをお願いします。
(梶取先生)
武蔵に合格する生徒の家庭は、親子で時事問題について話し合うような特別な家庭が多いように思われていますが、それは違います。いろいろなことに興味関心があり、いろいろなことに取り組んでみたいと思っている生徒であれば、この学校はとても良い学校だと思います。ですから武蔵に惚れてやって来て下さい。
(山崎先生)
武蔵では教員も生徒と一緒に学びます。そのような武蔵の教育をよく知って受験をしてほしいと思います。ただ自由だからというのではなく、自分で調べ考える中で生涯通用するものを身につけたい、身につけさせたいと思って受験してほしいと思います。

以上
付記
山崎校長の話からは武蔵の教育に対する揺るぎない自信と愛着が感じられた。梶取教頭以下の教職員にも寛い受容力と識見が窺える。自らを伸ばすことができる恵まれた環境が用意され、その中で才能を伸ばしていく勒やかで粘り強い生徒の姿が想像される。

実習 吹奏楽 スキー教室
 
 
学校案内
     住 所 〒176-8535 東京都練馬区豊玉上1-26-1
  電 話 03-5984-3741
  U R L http://www.musashi.ed.jp/
  交 通 西武池袋線「江古田」徒歩7分 西武有楽町線「新桜台」徒歩7分 都営大江戸線「新江古田」徒歩7分 JR中央線「中野」からバス「江古田駅」徒歩6分 JR中央線「高円寺」からバス「豊玉北」徒歩6分 JR山手線「目白」からバス「武蔵大学前」徒歩2分
  施設・環境 校地内を流れる「すすぎ川」で大学と高校・中学が分けられている。中学・高校は「武蔵高等学校中学校」という完全な6年制の学校で、施設も高校・中学で共用である。グランドは広く、野球場、サッカーコート、陸上用グランド、テニスコート4面、体育館、プールを持つ。図書館(現在約6万冊収蔵)は教員と生徒が共用し、武蔵大学図書館も利用できる。学園では2つの図書館を研究・教育の中心と位置づけている。
  生 活 3期制、週6日授業。授業は年間通して8時20分から通常15時まで。給食はなく弁当持参が基本だが、食堂(「生徒集会所」と呼ぶ)には日替わりランチなど、安全で廉価な昼食を用意。大学内の生協食堂も利用可能。部活動や生徒会活動が盛んで大多数の生徒が参加。校外学習としては中1の山上学校、地学巡検、中2の海浜学校、天文実習がある。年間行事としては、春の記念祭、秋の体育祭、冬の強歩大会があり、冬・春のスキー教室は有志のみ参加。
  クラス 1学年4クラス、1クラス44名。1クラスを名簿順に2つに分けた22名の分割授業(数学、英語など)もある。クラス替えは毎年実施、担任(組主任と言う)は毎年変わる。
  授 業 「自調自考」「本物教育」を基本に、理科では実験の時間が多いこと、国語で変体仮名を読ませたりすることなど、本物に触れることで考える力を育てる。1校時は50分で、月〜金曜日6時間、土曜日4時間。選択授業は中3から第二外国語、高校からは理科・社会・数学・芸術などで選択授業あり。高1では総合的な学習の時間があり、生徒の希望あるいは専任教員が余技を生かすことで開設。
 
  2005年大学合格 *合格者数のデータではなく進学者数である。
東大(34) 京大(4) 東工大(7) 一橋大(12) 千葉大(5) 東京医歯大(4) 東北大(2) 早大(21) 慶大(13) 上智大(3)など
2004年大学合格 東大(26) 京大(1) 東工大(10) 一橋大(5) 東京医歯大(3) 千葉大(3) 早大(22) 慶大(18) 上智大(2) など
2003年大学合格 東大(48) 京大(8) 東工大(10) 一橋大(8) 東京医歯大(3) 千葉大(5) 東北大(2) 早大(21) 慶大(16) 上智大(5) など
  指定校推薦枠 非公表
   
 
受験情報
     05年合格基準   日能研63 四谷大塚60 統一模試69
  2006年入試 2月1日 160人 4教科 国語・算数(50分/100点)社会・理科(計60分/各50点)
  問題の特色 [国語]
大問1題、設問10問以下。ほぼ全問が記述。大問は小説文の読解問題1題。主人公の少年と両親などの大人が登場する文章が出され、行動や発言について原因となる心情や背景を読取り、自分の言葉で説明する設問が出される。特定の結論へ誘導する設問がなく、幾通りもの解答が考えられる場合もある。許容範囲が広くなるので、自分の実体験や読書経験などを基にいろいろな観点で解答ができる。いろいろな文章に触れることが絶対に必要。その時に感じたことや思ったことを自分の言葉で書いてみるとさらによい。過去問の採点は他人の意見も聞きながら行うことが大切。合格点の目安は40〜60%。
[算数]
大問4題、設問8問前後。ほぼ全ての設問で式や考え方も要求される。大問は、比を使う平面図形や立体図形、移動の様子をグラフにして考える速さ、いくつかの例を基に未知の規則を見つける規則性、細かい場合分けをして解く場合の数など、高度な考え方を要求される問題が出される。つるかめ算・差集め算などの文章題の計算方法が利用できるものが意外に多い。似た考え方をする問題が繰り返し出されるので、過去問の研究が大切で、早い時期から過去問を1題ずつ時間をかけてやるとよい。内容を考え、図・表・式に整理して規則を見つける練習をする。合格点の目安は45〜65%。
[社会]
大問1題、設問10問程度。ほとんどが記述。主に歴史的な事がらを1つ取り上げ、それに関して説明文・地図・写真などの資料を基に考えさせる問題が出される。取り上げられる内容の範囲はとても広く、出題者が関心を持つ事項が出される。関連事項は分野を問わず出されるので、どのようなものが出されても動揺しないことが大切。何が出されるのか予想がつかないので、まず塾の授業に合わせて勉強し知識を増やしておくことが必要である。出題される内容が最近話題になったものに関わる場合も多いので、小5から小6では新聞やテレビの特集などに関心を持っておくとよい。合格点の目安は40〜70%。
[理科]
大問3題、設問10〜15問。ほとんどが記述か図示の設問。大問は物理・化学・生物・地学の分野別だが、生物が少ない。難しい知識は要求されず、どのように考えたか、見たかを表現する設問が多い。「いくつかのものの共通点・相違点をまとめて書く」「測定方法や分類方法を説明する」「渡されたものを観察して特徴を図と文章でまとめる:通称『おみやげ問題』」はその代表。ふだんから身の回りの事物や現象について疑問を持つ「眼」と、それを自分で調べる「足」を持つことが大切。いろいろなものを実際に見たり触れたりすること、書物や映像などの資料を自分で検索して使う勉強をするとよい。合格点の目安は65〜80%。
  学費 入学金 400,000円 授業料(年額) 490,000円 施設費(年額) 50,000円(中学1、2年次のみ)  諸会費など(年額) 22.600円 寄付金(1口) 100,000円(3口以上・任意)
  現状と展望 1922年に日本初の旧制7年制高校として創設されて以来、東大など難関大学への進学を希望する生徒が集まる学校である。しかし、近年、出題のユニークさや授業内容が大学入試とはかけ離れているという印象から敬遠され、難度が大きく低下している。が、独特の指導には卒業生を中心にファンがとても多い。明らかに評価が下がりすぎていると思われるので、武蔵で学びたいという受験生は出題傾向に即した勉強をして受験するとよい。
       

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